10年先もたいして変わらない
■災い転じて福となすが災い含む
早く起きることはできなかった。自分を過信してはならない。
ただおかげで通販で購入した古本を受け取ることができたので怪我の功名。
古本で購入した10冊のうち、未読本は3冊だけだったりする。
Kindleで買ってさらに紙の本として手元に置いておきたい本だとか、
手放したが読み返したくなって、でも古本でしか買えない本だとか、
図書館で借りて手元にも置きたくなったなどの再読本が主である。
そんなことをしているから、総集編にまとめられた作品を買ってしまったり、
実は手放してなかったという事がたまにある。今回も1冊やってしまった。
誰か蔵書リストを作ってくれないものだろうか。
それはさておき、図書館(&ジム)にも行ってきたので、再読本は除いても
積読が10冊以上いきなり増えてしまった。ぼちぼち読もう。
■今日読んだ本
本当は図書館で借りた本を優先して読んだほうがいいのだが、
どうしてもすぐに読みたい本が2冊あった。
1冊目は「BOF V 公式設定資料集」/CAPCOM。
ゲームの設定集やアートワークスはとにかく後から手に入りづらい。
一度は商業ベースに乗っているものなので全サ小冊子よりはマシだが、
元がいい値段だからプレミア価格がつくと手が出しづらい価格になることも。
この作品もマニア人気が高いのでちょっとばかしプレミア価格だったが、
残業後のノリでぽちっとしてしまった。深夜のPC作業はこれだから怖い。
中身は、の前に表紙だけでも「あ、これいい本だわ」と思わせる、
プレイ済みユーザーの心を捉える表紙。そして豊富なキャラクター資料、
世界観を表現した膨大なマップ原案、制作者のインタビューなど、
ファンにはたまらぬ内容であった。プレミア価格がつくのも頷ける。
ファンにとっては、その価値があるもの!近いうちに再読するだろう。
自分を、ディープなオタクではないが、オタク気質だと思うのはこういうときだ。
いったん気に入るとわりと長いこと執着してしまう。
それからもう1冊は「雨がやんだら」/小川いら。
読書メーターの読んだ本に登録されていないからだいぶ前だとは
思ってたが、自分の過去のブログを漁ったら2006年1月25日、奇しくも
10年前に読んだようだ。10年前!ひっどい文章!(自分にダメージ)
その記憶すらもあいまいであるが、「最近忙しいせいか眼精疲労と
顔のむくみがひどいなー胃腸の調子もよくないもんね、
こういうときはマッサージかな、それとも漢方かしらん?」と
考えていたら漢方医攻めの作品ってあったよな、小川いらさんだっけ、
突然横から連想して読み返したくなってしまった。
しかし処分した記憶もないが蔵書になく、買いなおしたのだった。
で、なんとなーくしっとりした話だったっけ?とぼんやりした
イメージで読み始めたら思い出した、不倫関係から始まるんだった。
そうそう、この受けの不倫相手の男が嫌な奴なんだ!
妻子もちの癖に一回り年下の男と遊ぶたあふてえやつだ。
別れのタイミングで幼い娘連れてくるとかありえないやろ、クズ!
とひとしきりののしったが、しかし読み返したかったのは、
それを超えて攻めが好きなんだった。
漢方医でちょっと無神経に近いくらい距離を詰めてきて強引なわりに、
やることは神経細やかで、相手のことを本当に気遣っていて、
気難しい受の懐にも入ってしまう、この攻めが好きなんだった。
読み返してもそれは変わらない。やっぱいい男だわあ。
また紺野けい子さんのこのころの絵もベストマッチだったんだよね。
ああ、懐かしい。地味だけどいい作品ですわ。買いなおして良かった。
明日からは図書館本優先で読む予定。まずはラスト・ワルツから。