10/27に遠征しました。15:30の観劇の時は、いつもは10:30くらいに新大阪に到着して、食べ物を買いまくってランチをして、手塚治虫記念館で時間をつぶす…というのがよくあるコースだったんだけど、今回はごく最近楽しくなってきたサウナに通うため、JR宝塚線沿線のスーパー銭湯へ。設備は古いけど手入れは行き届いていて、サウナも休憩所も広くて気持ちよくととのった!スーパー銭湯に食堂もついていたのでそこで軽めに肉つけうどんなるものも食べられて、ランチをする場所を探さなくてもいいのも楽。
遠征の時はどうしても座っている時間が長くなるので、途中で腰が痛くなるのよね…遠征中に温泉に浸かるのは、お化粧直しがあまり必要のない人間の特権かもしれない。ただ次回はマチソワなのでその時間はないのが残念。(11月末予定)
さて花組。お芝居はエンジェリックライ。おいヤング谷こと谷貴矢、あんたプログラムでヅカオタはっちゃけすぎちゃうか!?というくらいのミーハーっぷりをさらしつつ、得意のライトノベル風味の世界観で座付き演出家の役目はしっかり完璧にこなすところが好きだよ。ライトノベルだろうがなんだろうが、突き詰めれば味になる脚本で、端折るとこは端折って舞台転換もスムーズに、組子がたくさん舞台に出て(ただ突っ立ってるとかじゃなくて舞台側から双眼鏡のぞいてる天使なんて聞いたことないよ)、「天使の嘘」を観客にもかけて見事にハッピーエンド、花組を祝う演出でお披露目としては文句ございません。カチャさんのヒゲとあかさんの金髪は性癖すぎるよ~!
主演の永久輝せあ、通称ひとこのファンではないのだけれど、技術面では穴のない、陰のある役が似合う正統派なのにお披露目が天使って…と思ってたけど、白いお役、特に天真爛漫なバブみをここで見せてくるとは…恐ろしい子!トップ娘役の星空美咲はまるでファッションショー、それも奇抜なお洋服ばっかりだったけれどすらりと長身なので見事に着こなしていて素敵。何回も組んでるから芝居の相性がいいのはわかっていたけれど、やはりこのコンビは耳福…!こちらも穴のない三拍子そろった娘役なので、今後の実力派コンビが楽しみです。次の演目が注目作「悪魔城ドラキュラ」なのでこれもぜひ見たい。カチャさん登板で2番手とはならなかったけど、あすかちゃん…いや、もうあすかさんは2番手レベルの存在感だったね。フラウロスの妖しい表情と細かい芝居がよき。
ショーのJubileeは私これ好きだな!とまっすぐに言える、シンプルながらハイレベルなショー。耳なじみのあるクラシックをベースに、宝塚ナイズされた美しくもかっこいい曲、若者フィーチャーの場面(これ全公演にほしい)、退団者への餞、カチャさんが矢を射るニクい演出、中詰め客席降りに黒燕尾。それにひとこが黒スーツでほかの男役が赤スーツで銀橋に並ぶ場面はこれぞ花組~!やっぱり花組が私のベースだな。
トップ期間を在位だとか政権だとか言うけどほんとにそれくらい色がガラと変わるんだよな…明日海さんといい柚香さんといい、あまりに個性が強すぎたうえに期間が長かった(2人で10年!)から、いい意味で真ん中に寄りすぎない、組に溶け合っていく組になるといいな、と思ったり。