雨はもう飽きた
昨日は雨の影響で早く帰るようにとの指示が17時に来た。そんな時間に言われても。
まあ定時で退社してジムに行けたのはありがたいことではあったけれど。
さすがに雨のせいか人が少なく、快適にトレーニングをこなせていい気分。
さて、「しるされしアイ」/たなと、の感想。
「スニーキーレッド」で注目を浴びた作者の2冊目単行本。
今の主流ではない独特の絵柄が苦手な人もいるだろうが、
私はこのかわいらしい絵柄と、それにそぐわないバイオレンスな内容が大好きだ。
といってもバイオレンスさは1巻目に比べればいくぶんか少ない。
偏差値のよろしくない学校でのヤンキーを中心に据えつつも、
ヤンキー受けにありがちな突然決闘を申し込んだりという事件はないのに、
つるむところから恋愛関係に育つまでの過程が描かれているのがよろしい。
あまり自分とは関わりがないので本当にいるのかどうかはわからないが、
リアルなヤンキーというか、本当に存在してそうなキャラ造詣をしており、
他のヤンキーものとは一線を画している。
そこにBLファンタジーがちょうどいい塩梅で混ざるのが魅力なんだろうか。
1作目・2作目ともに何度も読み返しているが、目を引きがちなバイオレンスの裏に
じんわりと来る心の通い合いがあり、読み飽きることがない。
またの新刊が楽しみである。