オトコの腐ったようなやつ

腐ってます。小説・コミックの感想、ゲームプレイ日記などが中心。

一日中ゲームと本、まだ休みゆえ

■刀剣乱舞近況

今日からボスからのドロップオンリーのレア刀剣男士が
鍛刀で入手できる期間限定のイベントがスタート。
レアドロップ組のうち、明石だけは手に入れてないので溜め込んだ資材と
依頼札をつぎ込みまくってようやく出た!

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なおレシピは350/510/350/350、近侍は蛍丸。
依頼札・手伝い札は96枚ほど、資材は約4万消費。
この射幸心を煽りまくるレアゲットの快感こそが課金ゲーの醍醐味ですな。
課金あんまりしてないけど。刀剣乱舞はもうすぐサービス開始1周年だし、
お布施気分で課金しようかな。兄者が来たら。

■昨日・今日読んだ本

非BL小説では「ダリの繭」/有栖川有栖、読了。 

ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)

ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)

 

フロートカプセルの中で殺害された社長、と聞くと若干奇抜に見えるが、
前提条件が変わっていくことで真相はわりとシンプルであった。
それよりも、前提条件が変わるのと同時に明かされる、
各人の「繭」(現実から逃避する場所)の話のほうが楽しめた。

しかし、一番インパクトがあったのは火村とアリスの新婚ごっこ。
いまどき出版されたものであればそう驚かないが20年以上前やで…
それ以外にもメモリアルデイをフランス料理店で
2人で過ごしたりと、
当時ではこういう描写はかなりエキセントリックだっただろうな。
推理小説界隈の同人で人気があるのも頷ける話である。もっとやれ。

BLでは「AWAY(DEADLOCK番外編2)」/英田サキ
「世界の半分」/かわい有美子を読了。 

世界の半分 (SHYノベルス)

世界の半分 (SHYノベルス)

 

AWAY」はまだ言語化できないもやもやがあるのでさておき、
「世界の半分」の感想はというと……ちょっと残念な内容だった。

出だしは引き込まれるものがあって、ファンタジーの世界観等を味わうには
文句がなかったのだが、世界観の描写と後宮に連行されるまでのやり取りが
けっこうに長い。250ページのうち100ページ以上費やされている。

反面、後宮で皇子と会ってからの描写は短く、隠していた性別が
バレてしまう場面も、それを他の王族にどう説明するかという場面も
流れるように終わってしまう。

しかも皇子ごといつ命を狙われるかもわからないという状況は
ひとつとして解決しておらず、「機会を見て逃げ出そう」で終わり。
すみません、ぜんぜん建設的な未来が見えないんだけれど。

なんちゃってファンタジーで独自の世界観はないがBLのお約束は
きっちりしている作品と、その真逆の作品、どちらがよいかと
言われると……割り切ってれば前者だな。(あるある、で済んでしまうし)

挿絵は抜群だが、どうにも消化不良な作品であった。