駅員さんこいつです
通勤中はリラクゼーション系の音楽を聞き流しつつ本を読むスタイルだが、
今日はなんとなしに本を読む気になれなくて、けどリラクゼーションだけでは
物足りないので、プレイヤーに入れっぱなしのBLCDを聴いた。
いつ聴いても「交渉人は黙らない」/榎田尤利原作は名盤ですね。
そして久しぶりに聴いたゆえにめっちゃくちゃ恥ずかしかった。
月に2枚ほど買って聴いていたころは慣れてしまっていたが、
そうだった、ドラマCDって恥ずかしかったんだ、聴きたては……。
なんで恥ずかしいのかわからないけれど、台詞がこそばゆいというか、
Hシーンなんてもう飛ばしてたころもあったぐらい。
今はちょっとニヤけながら聴いてしまう。
痴漢じゃないけど怪しい人には間違いない。
しかし、帰りのジムでは聞き流せるほどに慣れた。人間の慣れは恐ろしい。
昨夜は「山田と少年」/三田織、を読了。
この著者の作品は、「ほっぺにひまわり」という短編集を1作読んでいる。
そのときに、連載のほうが合うんじゃないかな、と思った。予感的中。
日常系が短編で並ぶとどうしてもどれも似たような印象を受けるが、
長編だとそれが地に足の着いた世界観として馴染んでくるように思う。
(日常ったって26才社会人と高校生が友達、そしてそれ以上になることは
かなり大きな事だと思うが、アラブやヤクザが闊歩するBL界では
じゅうぶん日常系と言う範疇に入るのである。)
少年の、失恋、新しい恋、ためらい、そして成就、といった流れが
丁寧に描かれていて、共感することができ、ハッピーエンドに和むことができた。
また、このテイストだからエロはなしかなと思ったら、
薄めではあるもののそのシーンはあって少しお得感。
これは、精進料理コースなのね、と認識して食べてたら
最後にお上品なお汁粉来たわラッキー、みたいなうれしさだ。
前戯で体を軽く食んでいって弱いところを見つけるシーンは、
どぎついのよりリアリティがあり、むしろいやらしい。(褒め言葉)
ご馳走様でした。良。
ジムで疲れたので今夜はさっさと寝る。