オトコの腐ったようなやつ

小説・コミックの感想、ゲームプレイ日記、雑記

読書は幸福な時間

■なにもする気がおきない

水曜日からアクシデント(すべて客先都合)により、
終電間際で帰る日々が続いてしまった。
そういう時は朝の通勤時間は眠くて本は読めず、
帰りは頭が疲れていて文字が目に入ってこず、読書も滞りがち。
心を亡くすと書いて忙しいとはよく言ったものである。

そして今日はその埋め合わせをするように、朝寝、昼寝あわせて
13時間ほど爆睡した。そのため非常に今は頭が冴えている。
その勘違いしたイケイケの勢いで、
ストレス発散に一万ほど本を買い込んでしまったが、
今月の残業代はかなりもらえそうなのでそれでトントンとしよう。

■刀剣乱舞1周年

昨年1月にリリースされてから小さな問題はちょこちょこあったが、
大きな問題(盗用疑惑ぐらいか)はなく、無事1周年。
1周年の記念ボイスや記念景趣もあり、そういった細かいサービスが嬉しい。
陰でいくつものゲームが消えていく中、刀剣女子なる単語や、
刀剣の展示に何十分待ちという現象、2.5次元の舞台といった
堅調な広がりを見せているのは本当に凄いと思う。おめでたい。
文句は言っているが、ちょっと課金したぐらいには好きだし、
これからも楽しみたい。

で、今は髭切と膝丸が特つきになることでランクアップし、
刀帳で別として扱われることがわかってからちまちまレベルアップ中。
膝丸は全パターン集め終わり、髭切は60レベル超えたところ。
来週中に75レベルまでいけそう。ツムツムの追加された
新ビンゴカード1枚目は終わってしまったのでこちらに集中したい。

■読んだ本

 前述のとおり、疲れていてあまり本は読めなかった。
血界戦線 Back 2 Back 1」/内藤泰弘、「ベイビーステップ 38」/勝木光
「銀座ネオンパラダイス」/ウノハナ、といったマンガが多め。

小説は「夏への扉」/ロバート・A. ハインライン(福島正実 訳)と、
以下に感想を書く「ストーナー」/ジョン・ウィリアムズ(東江一紀 訳)のみ。 

ストーナー

ストーナー

 

話題になっていたので読んでみたが確かに面白かった。
冴えないほうに属する農家出身の大学教授・ストーナー氏の一生を
淡々と綴ったもので、どきどきわくわくするような話では決してない。
貧しい生まれで苦学生、友人が戦争で亡くなってしまう、
一目惚れした相手と結婚するも早々に結婚生活は破綻に近くなる、
また恋に落ちるも不倫の末に別離を余儀なくされる、
愛娘はアル中になる、学内の権力闘争に破れてしまう。
幸福とは言いがたいような、むしろ辛苦に満ちた人生である。

ただ、それでも確かに幸福な時間は存在しており、また、
彼にとって至上の、本を読むこと・学ぶことはずっと在り続ける。
人生なんて辛いことのほうが多いかもしれないけれど、
確かに幸福な瞬間は存在している、ということが、
理不尽な残業でささくれた私の心に静かに染み入るのだった。

疲れ果てた精神状態だったから逆によかったのかも。
いつ出会うかによって感じ方が変わるのが読書の面白いところだよね。

明日は色々な用事を片付けなくては……。