オトコの腐ったようなやつ

腐ってます。小説・コミックの感想、ゲームプレイ日記などが中心。

影も形も

■とうらぶイベント進捗

刀剣乱舞のイベントにて、いまだに髭切は来る気配すらない。
Wikiでドロップ率2.5%と書いてあったが、
それならもう1~2本は来ててもおかしくないのに……。
居残り組というか、残業が終わらず帰れない人の気分である。


■昨日読んだ本

2016年1冊目のSFは「マイナス・ゼロ」/広瀬正

マイナス・ゼロ (集英社文庫)

マイナス・ゼロ (集英社文庫)

 

日本SFの金字塔と称されているらしい。SF畑に生息していないので
本当のところは知らないが、とても面白かった。
最後の章で、主人公ともうひとりの重要な人物が、
実は時を超えて複雑な物語を成していた、ということが
あきらかになるくだりは、こんがらがって混乱しかけたが、
きれいに収束し整理されるさまはお見事と言うしかない。

また、戦中、戦後、戦前と様々な時代の日常が描写されるが、
この本がタイムマシンとなって見てきたかのようだった。
どうやってもその場に行くことができないという点では
過去も未来と同じだけれど、こうやって創作されたものに
垣間見ることができる、というのは過去だけの特権である。

 

2016年1冊目のBLは「可愛くない」/小中大豆。Kindle版。 

可愛くない (ラルーナ文庫オリジナル)

可愛くない (ラルーナ文庫オリジナル)

 

感想はTwitterを流用。便利だな。

少し「攻の青さ」について補足すると、攻めは教師で、
高校生の受から見ると十分大人、元カレと思しき元同級生の教師もいるし、
大人の事情で振り回してるように見えるのだが、読み手から見ると、
社会に出てからそう経っているわけではない若手教師で、
むしろ受けにとっていつまで「大人」でいられるかを
内心焦ったりしているワカゾーなのである。
その立場の違いを「わかるわー」と俯瞰して読むのが楽しかった。
高校生から見た教師なんてみんな大人に見えたからなぁ。
30歳過ぎたって成長したのは体面を取り繕うことなどで、
精神的には大して成長していないのである。 

明日は年明け1発目のジムに行く予定。