名作はいつ読んだっていい
■買い物日記
部屋でゲームができるようにBenQのディスプレイを購入した。
わーいこれで親の「またいい年してゲームしてる……」という目線を
気にしないで部屋でゲームできるぞ!と思ったけれど、
一緒に注文したコンバータがまだ届いていないのでお預け。
PS2のころはHDMIで出力できるなんて思ってもいなかったのに、
今のディスプレイはコンポジットとかついているほうが希少だものな。
技術の進歩に驚かれぬる。
■今日読んだ本
いまさらのいまさらだが、「星を継ぐもの」/J・P・ホーガンを読了。
- 作者: ジェイムズ・P・ホーガン,池央耿
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1980/05/23
- メディア: 文庫
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これまたSFにありがちで読むのに相当時間がかかった。
しかしまあ時間をかけただけの面白さで、名作と言われるだけある。
月にて5万年前に亡くなった人類の死体を現代社会より進んだ科学を持った人類の
死体を発見したことを契機に、正解の名だたる研究者たちが仮説を立て、検証し、
討論し、視点を変え、また別のアプローチをする。それを繰り返し、
真相に達するまでの道程ははっきり言って難しすぎて理解できているとは
言いがたいが、それでも丁々発止のやりとりは非常に興奮を覚えるものだった。
そして最終的な仮説にたどりついたとき、それまでの議論はまさしく
「星を継ぐもの」に相応しい戦いだった、ということに感動してしまった。
仮説の披露が非常にうまいミステリーのようで、二段構えになっているところが
よけいに感慨深いものにしてるんだよなあ……たったの300ページなのにね。
素直に読んでよかった!と思えた1冊だった。
しかし大変体力がいる読書だったので、明日は軽めのものを読もう。