オトコの腐ったようなやつ

小説・コミックの感想、ゲームプレイ日記、雑記

25000円なんて1か月分

■本を買う日記

1週間ぶりに書店へ行き、マンガを3冊買った。

月末はBLラッシュの時期なので大変嬉しい時期なのだが、

多くて1回で持ち歩くのが面倒なときがあるのでこまめに行くことにしている。

本が売れない売れないって言うけれど、都会の書店に人は結構いるし、

時にはレジに長蛇の列ができているときもある。

人口全体と1人1人の可分所得の問題なんだろうか。

前ほどBLに傾倒していないせいで、5年前に比べたら私も1割以上書籍代が減ってて、

かつ地元の書店が1点閉店しまったのでAmazon率が高くなっている。

リアル書店が好きなのでぜひ残って欲しいものだけれど……。

 

■読んだ本

 「つま先から愛されて」/松本ノダを読んだ。

つま先から愛されて(BLシリーズ 435) (ダイトコミックス)

つま先から愛されて(BLシリーズ 435) (ダイトコミックス)

 

性的にゆるい受、受に抗えずはまってしまう攻、受を縛り付ける受の元彼。

関係性がはらださんの「やたもも」に関係性が似ているなあと思った。

パクリだなんだいう気は全くない。足への執着や読後感などはまったく違う。

それよりも、ノダさんはさらに絵が肉感的になったように感じた。

足、足の裏、腰まわり……艶めかしい質感と体温が伝わるようだ。

ピアスシリーズに負けず劣らずエロエロなのでそれが遺憾なく発揮されている。

あと、電子配信から紙にしたのにわりとコマ割りが違和感がなかったのはなぜだろう。

電子配信といっても紙のレイアウトと同じだったのだろうか。

まあ、読みやすかったのでいいけれど。2冊続けて足フェチを読んでしまったが、

こちらもなかなか足に執着していてよろしかった。

 

もう1冊は「体育館の殺人」/青崎有吾。

体育館の殺人 (創元推理文庫)

体育館の殺人 (創元推理文庫)

 

12月の新刊を調べていて、タイガ文庫の著者に名前があったので読んでみた。

鮎川哲也賞受賞作だけあって、推理を重ねて真相にたどり着く展開は

古典的でなつかしいエラリークイーン風。

ただ、それにしては推論にちょっと偏見じゃね?と思うところがあったりしたのだが、

巻末の賞の選評を読むと思ったことが具体的に書かれてて納得した。

キャラクタはラノベ的、文章も軽め、でも見取り図、アホな警察、変人探偵。

久しぶりだなあ、この本格らしい本格。たまに読むとやっぱり好きだな。

シリーズになっているらしいのでとりあえずはこのシリーズをもう1冊読んでみよう。