オトコの腐ったようなやつ

腐ってます。小説・コミックの感想、ゲームプレイ日記などが中心。

タイトルは体を表してほしい

大逆転裁判2をクリアした。 

大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-

大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-

 

 ひとことで言えば、伏線回収の嵐だった。1話めがなぜか日本が舞台(しかもナルホドくん本人はいない)し、少し話が逸れたような導入だなあ、と思っていたのもあって、2話目までにかなり時間をかけてしまった(正直に言えば他のゲームを優先していた)のだが、3話でなんと○○が○○してて○○になって○○で対峙するだなんて…って前作で伏線張りすぎて伏せ字じゃまともに感想書けないじゃないか!他にもぱっと思いつく部分だけでも、
・アソウギの刀名は逆転裁判本編のあの一族と関係あるのか
・アイリスのパパは誰なのか
・パスカヴィル家の犬はなぜ公表されなかったのか
・死神がなぜ日本人を憎んでいるのか(そして原因が解消されると超デレる)
・そもそもなぜ死神の所以は起こっているのか
などなど。これだけ回収しつつ、盛り上げはさすがのタクシュー節である。個人的には捜査ではどうにもならない悪を倒すことにものすごくカタルシスがあるので、そういう意味では蘇る裁判並に熱い展開だった。パスカヴィルもそうだけど、赤毛同盟とかメジャーなホームズネタをうまく取り込んでいるしね。
そうそう、ホームズといえば、前作ではかなり出張ってきてしまっていたけれど、今作では隠し事をしていることもあって比較的抑えめ、でも彼が居なければトドメをさせなかったという美味しい役どころ。デスノートにおけるジェバンニかよおというオーバーワークである。ナルホドくんがちゃんと主人公してて嬉しい。

惜しいのは、前作で回収していなかった部分が多すぎたり、主要なキャラが死んでしまったりで、続きをやろうという気が起きない人もいるのでは、ということ。1作ではたしかにボリューミーすぎるが、せめて無印・2ではなくて、前編後編としていればまだ納得できたのでは。まあファンは買うかもしれないけどさ。

そしてかなりキレイにまとまってしまったので、続きは…出すのかなあ。出さないかもなあ。せっかくキャラに愛着がわいたのに惜しい。舞台を移してでも続けてほしいと思う。

さて、ドラクエ全然進んでないので勇者業に戻ります。