オトコの腐ったようなやつ

腐ってます。小説・コミックの感想、ゲームプレイ日記などが中心。

夏休みにやりたいこと&久しぶりの感想

■昔からでした

今年の夏休みは6連休。いつのまにかもう折り返してしまったが、やりたいことリストを作成して一応消化している。

大逆転裁判2を丸一日プレイ(完了
ドラクエ11を丸一日プレイ(完了)
・ジム2回(1回完了)
スプラトゥーン2ガチバトル1つでいいからランクアップ(完了)
グラブルDVD4巻見る(完了)
・鎌倉に買い物
・課題図書3冊(1冊完了)

リストにするほどのことでもないような気がするけれど、作らないと気が済まない。思えば子供の時から夏休みの予定を立てるのがくせになっているが、これは親が夏休みの勉強予定を立てさせたせいなのかもしれない。

■課題図書1

↑のようなことを思ったのは、課題図書の影響だと思う。
内容がきつそうで読むのを先延ばしにしていた「にいちゃん」/はらだ。

にいちゃん (Canna Comics)

にいちゃん (Canna Comics)

 

端的に言えば変質者とそれを忘れられない高校生の再会もの、ということになるのだろうか。普通を外れてしまった人間はどうやって普通の世界と折り合いをつけていかなくてはならないのか、教育はいったいどこまで本人の資質に(良くも悪くも)影響を及ぼすことができるのか。そもそも普通とはいったいなんなのか、といった問いかけが非常に息苦しかった。

普通でない、アウトローな彼らが互いだけを頼りに生きていく、というラストに一応光明は見えていて、これも1つの愛の在り方なんだろうとは思う。ただ、その後の描き下ろしを見ても全然幸せそうに見えないのがなあ…。じゃあ彼らが普通になれたら幸せなのかというと全くそうも思えなくて、答えが見つからなくてもやもやする。

この作品で一番きつかったのは、変質者の親。幸いにも私は大多数の異性愛者から見たら少数派ではあるけれど、親からそのことで虐待されたり矯正されたりということは無い。が、もし作中で出てきたような、健全な者しか認めない両親だったら……と思うと背筋が凍ったシーンだった。

男同士であればどんなものでもBLというならBLだけれど、恋愛が最終的な救済になってないところが並ではない。覚悟して読んだけれど、メンタルに影響を受けづらい休みの期間に読んで正解だった。読むなら覚悟しましょう。

あ、蛇足ですが描き下ろしでのリバ表現はとても好き。