オトコの腐ったようなやつ

腐ってます。小説・コミックの感想、ゲームプレイ日記などが中心。

もう色々と関係ないバレンタイン

■誰得バレンタインデー

朝はひどい風雨でこりゃー引きこもりするしかないなと思っていたが
天気予報どおりに雨は止み、気温は高く軽装で歩けるような天候に。
身体も動かしやすいだろうとジムへ行ってきた。
ジムでもバレンタインデーに乗っかっているようで、
フェアの内容が館内放送で流れていたのだが、
「ラウンジでのプロテインドリンクが1スクープ(1杯分=10g~15g?)増量」
プロテインのチョコ味が20%OFFでお買い上げいただける」と、
世間で知っているバレンタインデーとはかなり違う催しだった。
いや、まあ、100歩譲ってウェイトトレーニングが趣味の相手に
あげるってパターンがあるか……ちょっと無理があるかな。
ちなみに私はチーム用にチョコフィナンシェを購入したので明日配る。
男がバレンタインデーにおやつを配ることに異議を唱える人間は
私のチームには存在しない。それだけはありがたい職場である。

■今日読んだ本

青の祓魔師」を10巻ぐらいからフェードアウトしていたのだが、
久しぶりに読みたくなって借りてきた。うーん過激になってきたなあ。
より自分の読みたい方向ではなくなったので今後も借りるだけにしておこう。

小説ではなく自伝・エッセイか、「少年の名はジルベール」読了。 

少年の名はジルベール

少年の名はジルベール

 

今ではマンガを教える立場にある竹宮さんが東京に出てきたいきさつから、
萩尾さんと増山さんと出会い、大泉サロンで暮らすようになり、
風と木の詩」が形作られ掲載するまでの制作秘話。

私は風と木の詩」が掲載されたころには生まれていないので、
その当時の少女マンガはこの自伝などに書かれているような概要で
推測するしかないのだが、竹宮さんが萩尾さん、増山さんと
出会ったことで生まれたこの作品は、まさに革命だったんだろう。

彼女らが出会った時期や年齢や世相、すべてが噛み合わなければ
その後に続いた少女マンガやJUNEやBLはなかったのかもしれない、
あったとしてもとても遅れていたかもしれない。マンガだけではなく、
現実のLGBTの機運にも影響していたかもしれない。そう思うと運命的だ。
ついこないだ読んだ「神々の山嶺」に書かれていた、
「人には役割がある」というオデルの言葉を思い出してしまった。

当時少女マンガを読んでいた読者はきっと楽しめるのでは。いい本だった。