オトコの腐ったようなやつ

腐ってます。小説・コミックの感想、ゲームプレイ日記などが中心。

少年は耽美を描き続ける

■日記

昨日は昼寝しすぎて夜眠れなくなるかなーと危惧していたら、案の定、

寝付くのが遅くなった上、この時期に小うるさい虫の羽音が気になって

3時間ほどしか寝ていない。合計すれば6時間は寝ているがさすがに眠い。

昼食後のお昼寝タイムもがっつり寝たがそれでも眠い。

冬に備えてなのか、最近眠気がものすごく強い気がするが気のせいか。

なので今日の通勤時間は眠気に負けてあまり本を読めなかった。

■今日読んだ本

少年よ耽美を描け」7/ミキマキKindleで出ていたので購入した。 

さすがに1巻のころの溢れかえるほどの美味しいネタはなくなってきたなあ、と

それなりに楽しく読んでいたが、#80 「くじびき☆トランス」一番くじネタと

#82 「奮闘!ブラウザゲームブラウザゲームネタで腹筋崩壊した。

「寿司これくしょん」ってなんだよ!擬人化された寿司ネタが戦ったり脱いだりって、

現実世界でもほんとに誰かが作ってしまいそうで怖い。

月曜朝から「電車の中で唇をかんでうつむいてるけどニヤケが隠せていない人」に

なってしまった。あいかわらずネタがかみ合ったときの破壊力は絶品である。

あるあるもので7巻まで勢いが衰えないというのは本当に凄い。

 

「シャーロックホームズの冒険 新訳版」/石田文子訳 もKindleで読了。

短編だということと、Kindleでの積読本は物体として見えないせいで

積んでる気がまったくせず、読んでいないことへの罪悪感も不可視なので、

読むのに3ヶ月もかかってしまった。(今日読んだのはラスト5%のみ)

むかしむかし、学生のころにちょこちょこ新潮文庫版で読んでいたのだが、

どうにも翻訳がとっつきにくく、どこまで読んだかも覚えていないほどにしか

触れていないシャーロックだが、大逆転裁判を機に、

読みやすいと評判の角川新訳版を読んでみた。

翻訳としての質や当時の雰囲気はそのまま、でも言い回しは現代的になっていて、

なるほど、非常に読みやすかった。

「赤毛同盟」や「まだらの紐」はだいたい覚えているが、他の短編は

まったく覚えていないものもあった。トリックが今読むととてもシンプルだったり、

検証できず推論だけで終わるような話もあったせいだろうか。

それでも偉大な作品に変わりはないがね、ワトスン君。

今では珍しい推理小説オブ推理小説なので、それを味わいたいときには良い。

ちなみにこの新訳版ではワトン。個人的にはワトソンでもどっちでもいいけど、

シャーロキアンはこだわるらしいので一応書いておいた。

あとはえすとえむさんの挿絵があればもっと素敵だったろうな、と

表紙にも惹かれた人間としては、一抹の残念さがあった。