オトコの腐ったようなやつ

腐ってます。小説・コミックの感想、ゲームプレイ日記などが中心。

夏休みは終わりました

夏休みはオタクらしく家に引きこもって満喫した。大きなこととしては、

・とうらぶの期間限定イベントでようやく浦島虎徹をお迎え

ポケモンでレート1800達成 (へぼい)

マンガ喫茶で30冊6時間耐久レース

銀英伝OVA本編視聴完了

北森鴻3冊読破

だろうか。コミケは基本行かないしね……行きたいのはやまやまだが

体力等を鑑みるに頑張れない。どうしても欲しいものは通販するしね。

 

夏休みに読んだ本で良かったものと言えば…小説なら『蜻蛉始末』。

蜻蛉始末 (文春文庫)

蜻蛉始末 (文春文庫)

 

本当になんで北森さんが世に広く読まれないのかが不思議でしょうがない。

大人気ミステリー作家の○○○とか○○○○○なんかよりよっぽど面白いのに。

やはり分かりやすさという点で難があるのだろうか。

考えなくてもすらすら読んで達成感を味わえる作風ではないのは事実だが、

それだけに脳内できちんと整理して読めば、膨大な資料に裏付けられた、

史実のような緻密な創作の面白さが脳汁ブシャーと溢れるのに!

もったいない!ということでここでステルスでないマーケティングをすることで

1人でも多く読んでくれることを期待するものである。

 

マンガではもう断然『ファンタジウム』9 である。

ファンタジウム(9) (モーニングKC)

ファンタジウム(9) (モーニングKC)

 

世で言う「ふつう」ではない側の人間を徹底的に描いた作品。

高校生のときに羅川真利茂「ニューヨーク・ニューヨーク」に出会っていなければ、

今のように自分を受け入れられていなくて、最悪世間と折り合いをつけられずに

世を儚んでいたかもしれない自分からしたら、

「こんなイカサマな世界で生きていくためには、マジック=虚構が必要だ」という

言葉に涙してしまうのである。素晴らしい完結編だった。

どうにも世間とうまくやっていけない自分を歯がゆく思うときには、

この本を読むと少しは気が楽になる……気がする。

 

BLは少しお休みしていた。ぼちぼち読もう。