忙しいほうがマシ
今日は6日目連続猛暑日!とマスコミでうるさく言われている中、スーツで客先へ出かけた。
日本の夏にスーツ着用は止めよう。ヒートアイランド化防止の第一歩だ。
まあそのおかげでようやく仕事が来た。
暇よりはぜんぜん良いが、忙しくなると暇なほうがいいと思ってしまう。
夏には冬がいい、冬には夏がいい、と言う人と同じくらい身勝手である。
(私は夏も冬も嫌いだからそんなことは言わない。)
さて、発売から1週間以上経ってしまったが「バーナード嬢曰く。」2/施川ユウキを読了。
読書好きにはたまらぬ作品である。いわゆるあるあるネタなのだが、
あるあるの方向が「読書家を気取りたい」ニワカの方向だったり、
「SF小説好きやシャーロキアン」のディープな方向だったりと、
どちらとも滑稽で、どちらもいとおしく思えるのである。
2巻で一番好きなのは村上春樹の話だった。
「遠藤君 村上春樹とのベストな距離感思いついたよー
春樹の訳した翻訳本を通して触れる程度のフワッとした距離感!
あくまでも『文体が好きなんだよね』的ポジションで
村上春樹と同時にフィッツジェラルドやチャンドラーやサリンジャーも読んだことにできる!
正に一石二鳥!
現代アメリカ文学のことも概ねわかった気になれそうだよ!!!」
「本をナメるな」
私も村上春樹は1冊しか読んでないうえに面白さがちっともわからなかったので、
このスタンスで翻訳本を読んでみようと思う。
disってません最大のdisは無視です、という作者の姿勢も支持したい。
スルーされるというのは最も表現者にとって厳しいことなんだろうな。
国際孵化はただいま240個消化。いまだ生まれず。