金曜日に飲みに行ったとき、トイレ待ちをしていると
「トイレ待ちですか?」と後ろから声をかけられた。
返事をしながら顔を見るとわりと好み。というか酔っ払っているときは
ノーコンピッチャーでも全部ストライクになるぐらい
ストライクゾーンが広くなるのだが、いかにも沖縄の濃い目の顔で、
濃い顔好みの私が手を出しやすい好球だった。
そこまでは良しとして、いくつか言葉を交わしている間に、
沖縄から上京してきたものの、この沖縄タウンに来て
懐かしさに入り浸っていると聞いたとき、
完全に受けと認識され、この子に掛け合わせる攻めは
どんな子かしらと妄想してしまうあたり、
完全に自分が恋愛思考ではなく腐った思考なのだと思い知る。
やはり攻めは自分も過去に地方から出てきたので、物慣れない後輩を
可愛がる大学の先輩…かな。これで一本話が考えられる。美味しい。
今日も似たようなことがあった。
母とのランチだったのだが、夫婦で営んでいる店なのに、
180cmオーバー、茶色味がかった金髪、栗色の目、18歳ぐらいの
見た目外国人の青年店員が居たのだ。
突然色めきたつ母と私、互いに「92点よ…かわいい」「88点ね…かわいい」と
言い交わしてしまうところが血筋だなと思う。
後で聞いたところによると友人の紹介のバイトとのこと。
日本語ぺらぺらなものの非常に初々しい感じがとにかく可愛くて、
つい青年×夫か、でも夫婦は仲が良くて壊したくないから
その友人とやらと掛け合わせるのがよいか……などと
ご飯を食べながら考えているあたり、色々とダメである。
母は母で「ボブじゃなくてディーンとかクリスって感じよね」とか
のたまっている。妄想ってローコストハイリターンでありがたい。
ランチはいつもながら大変美味しかった。
写真は「マダイのガーリックトマトソース」。
さすがに母と居るときにBLは読みづらいので「放課後」/加藤千恵、を読了。
「とめはねっ!」最終巻で引用された短歌が素晴らしくて借りた。
写真と短歌の組み合わせが素晴らしい。どうしても「とめはねっ!」の
迷いながらぶつかりながら揺れながら過ごした日々をいとしく思う
が一番良く感じてしまったのだが、
明日からやろうと決めたはずなのにどんどん遠ざかってる明日
とか、
どこで何してるんだろうこの机に相合傘を彫った誰かは
など、自分の経験にどこかで重なる短歌が多くてじんわり。
この方の言葉のセンス好きだな……他の歌集も読んでみよう。